December 18, 2011

San Cristobal de las Casas


旅の途中で、一度だけ更新した。メヒコは南部のChiapas州のSan Cristobal de las Casasというところからだった。

サンクリストバル デ ラス カサス。(サンクリストバルの家々)

この長い長い地名が私はメヒコに来た頃(から結構長い間)いうことができなかった。ローマ字で書いて、意味がわかればなんていうことない知名なのだが、カタカナで続けて「サンクリストバルデラスカサス」といわれると、ほげ~、である。言えない。しかし、その地名すら言えない場所に私は行ってみたかった。(くわしくは、前の日記参照。)

この写真は、自分が撮った中で気に入ってる写真の一つだ。サンクリストバルデラスカサスに早朝に着いて、宿探しが終わり、とりあえず街歩きでも、と思ってふらふら歩いていたときに見つけた市場で撮った写真である。

おばちゃんが、ニワトリをまるでバッグかのように、腕からぶら下げて道を往来しているのだ。今まで、ブタの顔が市場に吊るされていたり、ニワトリの足だけが山積みになったり、といった様子を見てきていたので、たいがいのことには驚かないだろうと思っていたのだが、これには面食らった。というか、「ちょ、ちょ、ちょ!!!え??」と自分の目を疑ってしまった。

「今のん、鳥?!」

と思わず、振り返って二度見三度見しておばちゃんが持っているものを確認してしまった。そんな、鳥バッグおばちゃんたちを観察していると、おばちゃんたちから声を掛けることもあるけど、道行く人のほうからおばちゃんに「鳥を見せてくれ」とみんなで鳥をああでもない、こうでもないと言いながら売買されていくのである。

市場の中には、いろいろなお店があり、奥のほうに入っていくと、鳥かごを置いてある店もあったので、おばちゃんたちはどこからともなく来ているわけではなく、その「鳥基地」から数羽見繕い、それをぶら下げてより人通りの多いところにきているようだ。しかし、この状態で鳥を買って、みんな家でさばいているんだろうか。まぁ、そうだろうなぁ。

これがサンクリストバルデラスカサスでみた最初の光景で、その日から私はこの町に約3週間滞在することになった。

1 comment:

  1. これ、私には厳しすぎる光景や。トリ苦手。。。

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