February 27, 2010

28歳によせて。

2年前から、誕生日のころにはこのタイトルで日記を書いている。今メインに更新をしているのはこのメヒコの暮らし日記なので、ここに新しい歳を迎えたことを記しておきたいと思う。

メヒコで迎えた28歳は、とてもとても友だちのありがたさを改めてかみ締めた誕生日になった。フライングで誕生日を日本から祝ってくれた友だちや、わざわざメールを贈ってくれた友だち、facebookやmixiにメッセージをくれた友だち、あるいは何も言わずにいきなり誕生日プレゼントを送ってくれた友だち、誕生日カードを書いてくれた友だち、本当にたくさんの人たちに「おめでとう!!!」を言ってもらって、本当に私は幸せもんだなぁ、と思った。みんな、ありがとう!!!!!!

インド料理屋でバイトをしまくっていた2009年。そして、メヒコに暮らす2010年。変だと思われるかもしれないが、私みたいなものは困ったらいいんだ、と何年も前から常々思っている。困っても、それを楽しめるだけの豊かさと強さを持ちたいと考えているのがその理由だ。自分がいいと思ったものはいいし、したいと思ったことに挑戦する、そんなかっこええ大人でありたいと思っている。それ故に不器用で、そんな自分がとてつもなく嫌になる。しかし、それを含めての自分を認められるようになりたい。

メヒコは、ちょくちょくとこのブログでもふれているとおりに、多様性に溢れた国だ。去年の誕生日の日記に「どこででもやっていけるような気がする」と少しの自信を感じたけど、今はその自信はもう少し大きく育っていると感じている。言葉がわからなくたって、笑顔と好奇心があれば大丈夫、どこへでも飛び込める気がする。

この間読んだ本の中に「人間性がないことは、無関心なことだ」と言うようなことが書かれてあった。この国の人はそれとは真逆な気がする。全てが良くも悪くも多面性を持っていて、好奇心に満ちていて、友好的で、そしてよく笑っている。そして、それらがさも当然のことのように受け入れられている。こんな、「人間性」に溢れた中で生活できていることをありがたく思う。私も人間性を全開にして、関わっていきたい。友だちが「28歳にちなんでニヤニヤいこう」というメッセージをくれた。本当、そのとおりだ。小さな目をきょろきょろさせて、あほでオモロイニヤニヤした28歳、これをテーマにいこう。

February 17, 2010

パンパーティ

日本で友だちと、「星空を見ながら鍋焼きうどんを外で調理して食べよう!!」の会を開催していたものだから、無性にそう言うことがしたくなり、この間の日曜日に「野外でパンを食べ比べよう!!」の会をした。公園で数種類のパンを食べ比べ、昼寝をして、本を読むというようなくだらない、しかし贅沢な時間が私は好きだ。

February 16, 2010

星霜

ここ2週間ほど、連続して週末のセントロへ繰り出した。ぶらぶらと問屋街やマーケットをうろついて、気がつくと夕方になっていた。ここはひとつ観光客のような写真を撮ってみようかと、夕焼けもきれいだったので一枚。「いつでもこれるから」、と逆に全然寄り付いていなかったような気がする。

最近、寒い日もあるけど、暖かくなってきた。その気候が、メヒコに始めてきたときの気候にどんどん近づいているのを肌で感じる。数えてみたら、メヒコに来てもう10ヶ月も経つ。本当に早いもんだ。

Gel大国

メヒコ人のジェルの消費率は半端ないと思う。前にもジェルに関する日記を書いたことがあるようなないような。でも、いつかジェル売り場の写真を撮って載せたいなぁ、と思っていたのでもう一度。

February 09, 2010

疑問

時々、歩いているとぶしつけに「中国人??日本人??」と聞かれたり、「チンチョンチンチョン~~」と中国語(彼らのイメージの中国語の音。)を投げかけられたりする。確かに、アジア人はメヒコの街中においては浮く。しかし、この扱いはひどいと思う。「コンニチハ~」という親愛のこもった呼びかけをされるときもあり、これには【おお、日本語を知ってくれている!!】という意外性とうれしさを感じるのだが、例の完全に見下した言い方で罵倒されるのはやはり気持ちよくない。

メヒコは、いろんな意味でふり幅が広くていろいろな人がいる。それゆえいろいろな考え方を持った人がいるだろう。それを認めないことには国として機能しない。だからこそ多様性が存在できるのだと思っているし、私はそこが好きだと感じている。多様性が存在できるのは、相手を認めるということに他ならない。しかし、それができずに偏見を抱いている人たちがいる。そう考えると、彼らが極東アジアの顔を持つ私たちに持っている「感情」と言うか「イメージ」は、いったいなんなんだろう、と言う疑問が浮かんできた。何ゆえにそのような見ず知らずの街行く人に対して軽蔑を伴った態度をとることができるのだろう。あるいは、無邪気なメヒコ人の一面なのだろうか。

もしかしると、アジア人の振る舞いやリアクションが欧米の人たちと違う(すぐに笑ったり、へらへらしたりするところ)のがおもしろくてからかっているのかもしれない。あるいは、極東アジアの国への対感情がネガティブに働いてしまうような歴史的理由が含まれているのかもしれない。前者だったら、悪ふざけもいいところだからいい加減にしてくれ、とうんざりだが、後者だった場合、単にぷりぷりもしていられない。かといって私に何ができるというわけでもないのだけれど、知っているのと知らないのでは雲泥の差である。そう考えると、メヒコとアジアのかかわりの歴史について私自身もっと知った方がいいな、と感じさせられる。本当、真剣に日本の図書館か本屋に行きたいと思う今日この頃である。

February 03, 2010

名前忘れたけど。

今、外は雨。日曜日からよく降っている。この時期に雨が降るのは珍しいみたいだが、雨の音を聞きながら、手元のライトだけをつけて過ごしてみると、なんか妙にまったりとした気分になる。もう夜中だから早く寝たほうがいいのは分かっているのだけれど、これはおもしろいと、薄暗いなか部屋の中で写真を撮って遊んでみた。

上の写真は、名前をまた忘れてしまったけどオアハカで買った置き物。実在しない生物で、日本で言うところの河童的なものだろうと勝手に思っている。この手の置き物はたくさん売っていたけど、いろいろ見て回ると、やっぱりいい値段のものはクオリティが高い。そういういい物を見たあとで、安いものを見ると「これなら買わないほうがまし」と言うげんなりした気持ちにさせらるお粗末なつくりだった。やっぱり、手作り工芸品を買うときは、惚れこんだものを買いたいものだ。

February 02, 2010

徴兵制度

昨日、友だちとメッセンジャーをしているときに発覚したのだが、メヒコには徴兵制があるらしい。韓国にあるのは知っていたけど、メヒコにもあるとは知らなかったから驚いた。しかも、その選ばれ方が「くじ引き」だというからさらに驚きである。18歳になるとその「くじ引き」の結果が送られてきて、召集されるのか否かが分かるのだという。免除希望も出せるらしいけど、希望を出しても絶対に免除されるという保障はないから、とりあえず「あたりませんように」と祈るしかないらしい。くじで決まるとか、冗談で言ってるのかと思いきや、本当にそうらしい。

徴兵といっても、軍隊みたいなところに入って鍛えたり訓練するのではなくて、週末とかに奉仕活動みたいなことをするらしい。しかし、1年間の義務となると避けられるものなら避けたいと思うのが人情と言うものだろう。それに、聞いた話では「命令は絶対」だからどんなことをさせられるか分からないというマイナスイメージがどうしても拭えないのだという。聞いた話なので、らしいらしいばかりになってしまったが、仮にもし私がその立場だったらと考えてみたらば、やっぱりやりたくないなぁ……。

February 01, 2010

Tonala

トナラは、グアダラハラ近郊の小さな街で、トナラ焼きという焼き物が有名な街。また、木曜日と日曜日にはテアンギス(屋台)がでるからたくさんの人でにぎわっている。無性にトナラに行きたくなったので、バスを乗り継いでいってきた。

やっぱり、テアンギスはおもしろい。上の写真は、シャンプーや洗剤の量り売り。おそらく、市販でボトルに入っているものを業務用サイズか何かで仕入れてバケツに入れて売っていると思われる。安いのかどうかはよく分からなかったけど見ていると意外と買う人がたくさんいたので驚いた。

今日は、トナラで絶対飲もうと思っていたJugo de naranja(オレンジジュース)。オレンジの果汁を水で薄めたAgua de naranjaもあるけど、Jugo de naranjaはいわゆる100%のジュースで、注文してからオレンジを実際に絞ってくれるからめちゃくちゃ新鮮で、めちゃくちゃおいしい!!!!冬休みに旅に行ったときに、メヒコシティでお世話になった友だちといる時に何回か飲む機会があって、それ以来すっかりはまってしまった。ビニール袋に入れてくれるから、持ち歩きにも便利。

それから、かごも購入。Naranjada(みかん)入れにして、我が家に日本感を加えることに成功。みかんは、テアンギスで1kg6ペソで購入。この間、路上のおばちゃんから買ったら同じくらい入って15ペソだったから、それを考えるとテアンギス、やっぱり安いなぁ、うれしいなぁ!!!!

マグカップも購入。食器類は、魅力的なものを見つけても、どうせ2年しか暮らさないし、といつも購入をためらってきた。しかし、やっぱり気に入った食器や生活品を身の回りにおいて生活する豊かさを少し求めていきたいと思う今日この頃。自分の住んでいるところを、自分の好きなようにカスタマイズするのは、やっぱり楽しい。この部屋を与えられたときは、前に住んでいた人が暮らしやすいように家具とかが配置されていたけれど、徐々に自分の好きなように模様替えや改造を繰り返しているうちに、すっかり様変りした。元々あったものの配置を換えたから、今度は新しいものを加えてみたくなったのだ。それならば、いいなぁ、と指をくわえて先延ばしにするよりも、惚れたその瞬間に購入して、少しでも早くそれを加えた生活をするのもいいかな、と思うようになったのだ。幸い、私が食いつくようなものは小物なので、出費もそれほどではないから、ひそやかな楽しみである。