March 23, 2011

キィーッ!!

今日は、久々にセントロに行った。あまりに自分のはいている靴が汚いので、ちょっとスニーカーでも見たろかい、とサンファンデディオスにも足を運んだ。

いつも土日などの休日に行くことが多いので、平日のサンファンはなんか、どぎまぎした。買い物客がやはり休日比少ないので、店員が全員だらけているのだ。だらけているのは、まぁ、いつもそうなのだが、それを客がいることで何とかカバーされている感じだけど、客の数が少ないと、店員の態度の悪さと悪ノリが目立つ。

店員は、基本的には私が「ウェイ」と名づけるジャンルの人たちで構成されている。「ウェイ」と言うのは、若者のスラングのようなもので、英語で言うところの"dude"とか"man"と言ったところである。日本語では、特定の言葉が見当たらないが、形容するなら「キヒキヒ」した感じだ。「ちゃんとしゃべれあほ」と言いたくなるようなちゃらけたしゃべり方である。「ウェイ」をつけることにより、ダラダラしていながら、リズムのよい喋りをすることが可能になるらしく、若者(特に男)はよく使っている。そして、これがまた、耳に入ってくるんである。ひどい人は、"Que wey!!"とか言ってる具合だ。ふつうに"Que?(何?)"と聞けばいいものを、ウェイをつけることによってちゃらさ倍増。"ケ・ウェ~イ!!!"て。なんじゃそりゃ。まぁ、そんな「ウェイ」を多用している人たち(10~20代の男子)を私は勝手に「ウェイ」と呼んでいる。

店員はそんな「ウェイ」なやつらだから、基本的に悪ノってくる。容易に足を止めると、なんちゃらかんちゃら言ってくるので、基本的に歩きながら品定め、と言うか、どの店で購入の交渉をするかの店定めをすることになる。歩いていると、かわいいスニーカーがあったので立ち止まっていると、割に対応のいい店員でほっとした。しかし、何人かよるとたちまち「ウェイ」たちの悪ノリが始まるわけで、本当にいらついた。向かいの店のウェイが空手をしていたらしく、日本語で数字を言ってきたから、「すごいですね~」と言ったら話が弾んできたので、ここはいい地帯だ、と思って安心していた。

しかし、値段交渉のときになって、財布の中身では足りない金額を言われたので、

「あー、ほしいのは山々なんだけど、お金がないんだよねぇ。」

というと、

「か、か、金がないーーー!!!!ひゃ~っひゃっひゃっひゃ。」

となぜか大爆笑され、そこから二人の悪ノリの暴走が始まった。「てめぇ、金あるだろ。日本人だろ」みたいなことをおそらく言われ、「いや、そんなん言われても」と思いながら、「いやー、買うつもりなく見てて、いいなぁ、と思ったからいくらか聞いてみただけです。」と言ってももう手遅れ。

「金ねーのに、かいもんに来たって?!ぶーーーひゃひゃひゃ!!」

と、この辺までは完全に馬鹿にされている内容がわかったし、あほの悪ノリだと思うことで勝手に言わせて置こう、と言う気持ちでいられた。しかし、である。

「ツナミで、金も流されんじゃねぇの?!ブヒーーー!!」

みたいなことも多分言われていた。これは、私の語学力が足りてないので、絶対にそういわれたという確信はないが、悪口を言われているときなんて、大体その感じでわかるってもんだ。いくつか知っている単語「テレモト(地震)」や「ツナミ」が聞こえてきたから、きっと私が日本人なのにお金を持っていないこと、さらに私があまり話を理解していないのをいいことに、それをネタにして笑っていたんだろう。

久しぶりに、めっちゃくちゃ腹が立った。その店員にも腹が立ったし、理解できない自分にも腹が立った。ああ、心無い人がいるもんだ。このコラソン(ハート)の国、メヒコにも。もちろん、その店でスニーカーは買わなかった。誰が買うか、ウェ~イ!!!!!!

1 comment:

  1. きぃーーーーー!!!!
    お前こそ流されてしまえ!!

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