October 26, 2009

4人

これは、私が昨日見た首にコルセットをした人の数である。日本では、街なかで首にコルセットをした人なんて、そうそう見かけるものではない。しかし、ここメヒコではたった一日、いや、半日街を歩いただけでこの数である。ちなみに、今日も家から10分ほど離れたスターバックスへ行く途中に1人見た。

これは、おそらくこの国の交通事故の多さ、あるいは交通マナーの悪さが反映された結果だと思われる。交通ルール自体も、歩行者ではなく車が優先なので、歩行者はうかうかできないんである。車間距離は狭いわ、クラクションはすぐに鳴らすわで、ドライバーもイラチの人が多い。バスがバス(もちろん、同じルートを走っているバス同士)を抜かしていくときもある。私がこの間乗っていたバスは、割りに小さめの曲がり角を曲がっている別のバスを追い越そうとして、見事にぶつかった。普段なら10分くらいかかる道のりを、5分くらいでついてしまいそうなくらいに飛ばしていて、内心ひやひやしていた矢先に衝突である。曲がり角だったのでお互い速度が遅かったため、「ゴキュゴキュ」と車体が擦れ合ったというくらいで済んだからよかったものの、速い速度でぶつかっていたらと思うとぞっとする。バスでさえそんな運転をするくらいだから、凹んだ乗用車を見るのは日常茶飯事で、事故が多いんだろうなと言うことも容易に想像できる。

コルセットをしている人たちは、きっと事故に遭って鞭打ちかなんかになっているんだろうけど、それにしても多すぎる。街中にある医療器具店のショウウインドウにコルセットをしたマネキンがおいてあることもざらなんである。コルセットをしてなお、運転している人もいる。……う~ん、強い。

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