October 27, 2009

パンの中身

書き始めていつも、「ああ、また写真がないなぁ。」と思う。このブログは、本当に彩りにかけているから、今度こそ写真を、と思いつつ、こうしてまた忘れて、結局文字まみれになるんである。まぁ、それはさておき、この間、「トルタスアオガーダス」を昼ごはんに食べに行った。

トルタスとは、メキシコのサンドイッチのような食べ物で、アオガーダスは、ahogar(溺れる)という意味で、直訳すると「溺れたサンドイッチ」と言うことになる。フランスパンのような皮の固いパンの中に肉を細切れにしたものをもりもりとはさんだパンに、自分で好きなだけソースをかけたりたまねぎをいれたり、ライムを絞ったりして食べる。そのソースが、ソースと言うよりもスープみたいにしゃばしゃばで、それをパンが溺れるくらいにかけるので、「溺れたサンドイッチ」と言う名前がついているらしい。ハリスコ州の名物でもあるそうだ。ふにゃかしたパンごとスプーンで食べるから不思議な感じはするけど、とてもおいしい。

しかし私が気になるのは、そのおいしさ云々よりも、タイトルにもつけた通り「パンの中身」なんである。肉は、手でわしづかみにしてめいいっぱい入れてくれるのだが、パンを二つに切っただけでは、あんなにたくさんの肉を入れることができない。だから、店の兄ちゃんたちの動きを見ていると、パンを二つに切った後に、パンの中身をぐいっと掘り出しているんである。そうすることによって、よりたくさんの肉を挟むことができる。そして、そのパンの中身はぽいっとどこかに投げつけていた。きっとその先には袋なり何なりがあるんだろうけど、そのパンの中身は食べずに捨ててしまうようなのだ。……も、もったいない!!!!!!!しかも、パンの一番柔らかいところだというのに!!!!!隣にそっと付け合せてくれたら食べるのになぁ……。そんなことを考えながら、そのパンの中身の行方が気になるばかりなのだった。

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