January 15, 2010

みゃー

メヒコは子どもが多い。どこに行っても子どもを良く見かける。人口は、1億人を超えたくらいらしいが、人口の割合は日本と比べると圧倒的に若い世代の多い国なんだろうと肌で感じる。そして、子どもといえどもめちゃくちゃタフな印象を受ける。かなり小さい赤ん坊を街でよく見かける。毛布にくるまれて、生まれたてくらいの赤子(まさに、この言葉のとおり、顔がまだ赤らんでいる。)も、あちらこちらで見かけるんである。日本だったら、「きみ、まだ外に出たらあかんやろう?!」というような未熟さである。

一度、プラサ(ショッピングモール)で、どこからともなく「みゃぁああ」という声がした。人間の声とは思えないような、まさに何かの鳴き声のような声である。声のほうを見ると、柔らかい毛布に包まれた赤子が。……まだ人間として泣けていない……!!!それ以来、友だちとの間で、このレベルの赤ん坊を「みゃあ」と呼んでいるのだが、旅の始まり、メヒコでの乗り換えのバスターミナルで「みゃあのなかのみゃあ」を見た。もちろん、性別の判別はできるわけもなく、彼/彼女は、「みゃ~~~」と啼いて、そして、口からは泡のようなものを(よだれではない。泡!!!)わわわわわと噴き出していた。それを、父親と思われるおじさんにぬぐわれていた。その光景を見て、たくましいなぁ……と、なぜか妙に感心してしまった。

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