January 15, 2010

出会い

みゃあのなかのみゃあを見て衝撃を受けたメヒコシティのバスターミナルだが、みゃあを見つけられたのは待ち時間がものすごくあったからというのがその理由である。グアダラハラから、オアハカへの直行バスはない。なので、「グアダラハラ-メヒコシティ-オアハカ」というルートを取る必要があった。グアダラハラからメヒコシティまでは8時間。自分の家からグアダラハラのバスターミナルまでは1時間。すでに9時間のバス旅である。そして、シティからオアハカまでは7時間と聞いていた。何とかがんばれば、1日でたどり着けると大まかに計算して(タイムテーブルは見ずに)いたのだが、シティに到着してから、シティからオアハカまでのバスが夜までないということがわかった。あったのかもしれないが、何せクリスマス前の込み合う時期である。空きがあったのが夜の便である。仕方がないので8時間程ターミナルで待つことになった。

次のバスのチケットを買うときに、私たちの前にいた少年がいる。彼は名をラウルといい、グアダラハラの空軍の学校で寮生活をしていて、実家のオアハカに休みを利用して帰る途中らしかった。ひょんなことから話し始め、行き先が一緒と言うことで8時間を共にすることになった。日本語を教えてあげたり、身の上話をしたりしていた。やはりここでも、「旅の指さし会話」が大うけである。本当に、この本にはことあるたびに(特に旅中や、初めて会う人とのコミュニケーションで。)助けられているなぁ、と感じる。メヒコ人には、めちゃくちゃウケがいいので、メヒコに来る人は、是非とも1冊携えてくることをおすすめする。

シティは、グアダラハラよりも標高が高いので夕方になるにつれてめちゃくちゃ冷え込んできた。グアダラハラよりも南にあるから寒くないだろうと油断していたけど、この国では標高のことも考えないとだめなんだなと一つ学んだ。温まるためにマルチャンをターミナルの外に買いに行ったりして、何とか8時間をやり過ごして、いよいよバスに乗り込んだ。寒くて疲れていたので、バスすらいい寝床だ。

オアハカに着いたのは、まだ夜が明ける前で真っ暗だった。結局24時間、つまり丸1日をかけてグアダラハラからオアハカを移動したことになる。ラウルくんは、何か書類を持っていかないといけないらしく、私たちはそれについていって、その代わりに安い宿を見つけるのを手伝ってくれた。空軍仕込みなのか、地元だからなのか、てきぱきとしていたなぁ。セントロセントロにも近いところで見つけてくれたし。そして、ラウルくんはさわやかに去っていった。



ホテルの前の道。手前の左端の明るいところがホテル。

Hotel Lupita
Diaz Ordaz No314, Centro Histrico,
Oaxaca, Oax, Mexico
hotellupita_oaxaca@hotmail.com

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