April 08, 2010

Tecnologia

自分の不注意から、水をこぼしてしまいaの列およびエンターキーが死去していた私のパソコン。USBのキーボードをつなぐと使えると言うことで、それ以来小さなネットブックの画面よりもでかいキーボードで文字を入力を余儀なくされていた。それを知り合いの人に相談したところ、セントロにLa Plaza Tecnologiaという、日本で言うところの秋葉原みたいなメカニックなところがあるという。その人も行ったことはないけれど、今度連れて行ってあげるといわれ、かれこれ数ヶ月……。

それが今日ついに実現した。いやぁ、よかった。しかし、テクノロヒアでの出来事は驚きの連続だった。まず症状を伝えると、本体からキーボードをぼこっとはずして、拡大鏡みたいなものでじいっと見たかと思うと、「修理は不可やから、キーボードごと変えないとだめ」、と言われた。値段を聞いてもらうと、600ペソで思ったよりも安かったから、というよりも、キーボード生活から脱出するためにもこれは喜んで払いますよ、と言うもの。「お願いします」というと、おじさんはさっと席をはずしたかと思うと、数分後にどこからともなく私のパソコンのサイズに合うキーボード部分を持ってきた。日本語の表記のものはなかったので、英語表記のみになってしまうけれど日本語は打てるし、まぁ、ローマ字入力なので問題なし。あとは、あっというまに、新しいキーボードをはめ込んでくれた。ついでに、画面と本体ががくがくするのも直してほしいと頼んでもらうと、これがやっかいだったらしく、さらにパソコンを解体しだして、深層部にあるねじを締めなおしてくれた。そしてまた、てきぱきと組み立てて、はずしたねじも全部もとの場所に締めなおして、最後にはちゃんと動作確認もしてちゃんとaの列が打てることを確認して返してくれた。

この時間、本当に1時間足らずである。30分くらいだったかもしれない。日本で、電化製品を修理してもらうとなったらその場で修理と言うのは考えられない。メーカーに送るからなのかもしれないけど、見積もりにまず1週間、そして実際の修理をしてもらってまた手元に戻ってくるまでに1~2週間……。そう考えると、今日のこの一連の作業は驚きの連続である。しかも、キーボードを新しいのに換えたにもかかわらず修理費は600ペソ……。本当にありがたい……。助かった……。ありがとう、プラサテクノロヒア。ありがとう、メヒコのパソコンの職人さん。というわけで、今日からまたネットブックをコンパクトに使えるようになった。うれしい限りである。

2 comments:

  1. すごいなぁ~ 日本ではそんな職人技を目の前で見ることはほぼ皆無になってしまった。

    修理よりも買い換えた方が安いって言われるし。
    日本はテクノロジーの最先端をいっている国だと言われているけど、新しいものばっかり追いかける風潮はどうかなと思う。

    「ネットブックをコンパクトに使えるようになった」そんな当たり前のようなことも、うれしいって思えるってamiちゃんの感性がすばらしいと思う!!!

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  2. >>amyさん
    ほんま、職人やなぁ~、て思いました。
    めちゃくちゃかっこええ!!!
    パソコンオタクと呼ぶには恐れ多いです。
    修理よりも買い替えた方が安い、はよう聞くフレーズですね、ほんま。
    いやいや、直して使おうよ……!!と思っても、修理代の方が高いから買い換えるのもなんか変な話ですよね。

    使われへんようになったんが自分のせいやったから、再び使えるようになったんは、ほんまにめちゃくちゃうれしい!!!!!ああ~、あたしの幸せのハードル、ひくっ!!!!しょうもなっっ!!!笑

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