December 08, 2010

言うてみるもんやな

先月のインターネットの請求額が、なぜかいつもよりも30ペソ多くなっていた。不覚ながら、それに気づいたのは支払った後だった。しかし、「これはおかしい!!!」と気がついたので、もちろんだが文句を言いに行くことにした。もう支払ってしまった後なので、手遅れなのでは……という気持ちは毛頭ない。その場で30ペソを返してもらうあくまで強気な心である。

しかし、やはり一回支払ったものはそう簡単に返してくれるものではないらしく、返金の運びにはならなかった。向こうの言い分によると、「11月分から30ペソ値上げすることになったし、通知も送った」と言うことである。しかし、こちらは通知はもらってないし、30ペソは余分に支払いたくないので、ひたすらそれを訴えた。そのたびに、いろいろ説明してくれるのだけれど、そんなことを言われたって、こちらの答えは「NO」である。しばらく粘っていたけど、11月分はもう支払ってしまったので、どうやら返金してもらえそうにないことが分かってきた。でも、来月も30ペソ値上がりした分を支払わされては困ると思い、

「じゃあ、今月はこれでいいけど、来月は絶対に元の金額に戻るんでしょうね??」

と確認した。すると

「来月は、大丈夫です。あなたは払いたくないんですよね??」

といってきたので、これは、証拠を残さないと、と思い紙にそれを書いてほしいと頼んだ。すると、正式な用紙があるらしく、それにスペイン語でさらさらさらと書き出した。辞書無しでの私のスペイン語は無に等しいくらいへなちょこなのだが、その力で内容を推測するに「この客は、値上がりした分を支払うことを良く思っていない」と言うようなことが書かれていた。しかし「後日返金いたします」だの「次月以降は料金見直し」だのとは一言もかかれていない、ような気がした。ここで友だちに電話して、それを訳してもらうのもまどろっこっしいし、さすがにそこまでするのは気が引けるので、そのまま言うなりに同意のサインをした。てっきり、控えをもらえるのかと思いきや、「控えはない」とはっきり言われたので、これはうまいように勧められては困ると思い、そのサインさせられた内容を写させてもらった。「こ、こいつ……!!!」と思われたに違いないが、こっちだって必死である。それくらいは恥を捨ててさせてもらう。

友だちに後で読んでもらうと、内容は私が推測したことに付け加えて、「次にこの客を対応するときには、この件に注意すること」というようなことが書かれてあった。やっぱり、余分に支払わされた分に関しては、返してくれそうにないなぁ、と言うことだけが分かって、しかも、後日その店員が言っていた「値上げの通知」とやらが届いたのだ。これが届いてしまったら、あれだけ文句を言いに行ったのも無駄に終わったか、と思った。

ところが、である。12月分の請求書が着てそれを開いて驚いた。なんと、いつも払っている分から30ペソ引かれた金額が請求されているのだ。つまり、先月分の払いすぎが解消されて、値上げもなかったことになっているっぽいのだ。

おおおおおおおおおおお。……なんか知らんけど、やった。「はい~、はい~。うふふ~。そうね、値上げなのね。仕方ないわね、うふふふふ。」とわけも分からずに払わなくて良かった。来月は来月の風が吹くだろうから、来月のことはまだ油断がならないのだが、とりあえず、今月と先月分に関しては、問題が解決されたのでよかった。

あの値上げ云々はなんだったのか、と言う疑問は残るけれど、いやぁ~、言うてみるもんです!!!!!!!!

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