February 05, 2011

Day5: Merida 街歩き

メリダ2日目は、メリダ街歩きをすることにした。移動地獄をへてメヒコについたばかりのまさみが体力的にいきなり遠出するのはしんどいやろうし、この雑雑とした街を歩かないのはもったいなすぎる。遺跡は、トゥルム遺跡の例から、おそらく観光地化されまくっていることが予想されたし、プラヤデルカルメンもDEEPメヒコとは程遠かったので、あけみちゃんやまさみに"私が感じているメヒコ"を知ってもらうにはこのメリダ街歩き以外に方法はない!!と思った。

ぶらぶら歩いて、まずは朝ごはん。なにやら老舗っぽい喫茶店に入ってゆっくりと食べた。フリホーレスが、やっぱり黒かった。ユカタンでは、フリホーレスはどこで食べても黒いなぁ。ここも、居座ってしゃべり続けていれば、コーヒーをどんどん持ってこられるので、うれしい反面、それで一日が過ぎていくのももったいないので、切りのいいところで出た。

まずは、州庁舎。2階はギャラリーのようになっていて、大きなキャンバスにユカタンの歴史がでかでかと描かれていた。ユカタン半島は、マヤ文明などの文明が栄えていた反面、スペインの侵略を受けたという歴史も持つ。その様子を伝える絵が多いのが特徴的だった。また、絵の解説のところには、スペイン語と英語に加えてマヤ語(アルファベットでその音を表したもの。)でも書かれてあったから驚いた。

それから、街をふらふらと歩いているうちに、リボンやレースを売るエリアに出た。専門店が立ち並びだすと、まさにDEEPメヒコ。あけみちゃんは、洋裁をするので、そのレースの種類、そして値段の安さにびっくりしていた。そして、2軒ほど見て回って、いろいろ使えそうなものを買っていた。さすが、素材王国メヒコ。その素材に群がる人々。それにしても、この街も人が多くて活気に溢れていて、元気だ。

歩いていると、市場に出た。ここはパストールが有名なのか、パストールの仕込をしているのがよく目に付いた。市場の2、3階は休みの店が多かった。1階の肉コーナーを見ていると、「うおおお~~う」と盛り上がっている声がした。何ごとかと思って近づいてみると、おっちゃんがキーボードを弾きながら歌っていた。そして、それに合わせておばちゃんと、頭に鳥を乗せたおっちゃんが踊っていた。それを見てみんな盛り上がっていたらしい。野菜・果物ゾーンに行くと、目に付くのは「ハバネロ」。グアダラハラの市場ではこんなにハバネロが大々的に売られているのを見ない気がする。こっちの方ではよく食べるのだろうか、などと思いながら、みかんを買った。ハバネロは、買っても使い道がわからへんからな。

さて、昼ごはん。Fonda(軽食堂)ゾーンを歩くと、ものすごい勢いで客引きにあう。それを見てまさみは、

「ほんま、ベトナムとよう似てるわー。」

と言っていた。それは、ついた日からしきりに言っている事だった。私は、過去にまさみとベトナムを一緒に旅したことがあるのだけれど、その時のイメージと、このメヒコがかぶるんだそう。例えば、屋台が多いところとか、そこに並ぶプラスティックのイスとか。あと、色の溢れた感じとか。

結局、Mariscos(シーフード)を食べることにした。まさみはスープ、あけみちゃんはセビーチェ、私はカクテルとタコスにした。飲み物を聞かれて「いらない」というと、

「じゃあ、これをプレゼントしてあげるから、飲んでみな!!」

とおもむろに飲み物を作り始めた。その飲み物と言うのが、貝の入っているポットから、それが浸かっている液体をすくって、ケチャップか何かを入れて味を付けたものだった。コップに並々と注がれて、

「うおお、まじでか!!」

と3人でびびりながら、恐る恐る飲んでみたら、味は思ったほど悪くない。しかし、作る過程を見ていたから、どうも飲む気がわいてこず……。そんな行為をむげにしてしまったのに、帰りぎわに

「ちょっと待って。」

といわれて呼び止められたから待っていると、Tシャツをプレゼントしてくれた。しかも、店のスタッフTシャツ、非売品。店のおっちゃんと同じサイズだから、まさかのXL!!めちゃくちゃでかいけど、すごくしっかりした生地のTシャツで、店のロゴも入っていてめちゃくちゃかっこいい。3人で早速着て、おっちゃんと記念撮影をした。

再び、セントロセントロに戻ってみることにした。途中、お菓子の問屋街があってものすごい数のじいさんのピニャータがあった。あのじいさんのピニャータ、2010年とか何とか書いてあったから、何か意味のあるじいさんに違いないけど、なんだったんだろうか……。数が異常でびっくりした。

晩ご飯は、特におなかが空いていなかったので、昨日ソカロの屋台で見つけて気になっていたクレープみたいなお菓子を食べることに。それなのに、いざソカロに行ってみると、昨日あんなにいた屋台が1台も出ていない。ぴぎゃーとパニックになって、その屋台を捜し求めて、昼間の問屋街辺りまで足を延ばした。すると1台、屋台を出している兄ちゃんを見つけた。Queso y Nutela(チーズとヌテラチョコレート)という、え、合うの、その組み合わせ??と思ったけど、これがなかなかおいしかった。クレープっぽい作り方だったから、もっと生地がしっとりしているのかと思いきや、両面しっかり焼かれているので、ぱりぱりとした食感で、それはそれでおいしかった。

余談だが、まさみは2日目にしてメヒコのおっさんがかぶっているソンブレロに手を出した。遺跡に行くのに、これがないとはじまらへん、と思ったらしい。昼間のリボン屋さんで、メヒコカラーのリボンをちゃっかりと買っていたので、無地のソンブレロにそのリボンを巻きつけて、明日は、いざ、チチェンイツァへ!!

No comments:

Post a Comment