February 08, 2011

Day7(Last Day): Cancún

連日早起き。気がつけば、私はグアダラハラに帰る日である。メリダからカンクンの空港まではADOの直通のバスがあるようだったので、それで行こうと思っていたけど、それよりもカンクンのバスターミナルを経由して行った方が安いみたいだから、そのルートをとって帰ることにした。そうすれば、まさみとあけみちゃんともう半日一緒にあそぶことができるし、ええこと尽くめである。さっさとバスに乗り込んで、前日買ったパンをさっさと食べて、さっさと寝た。

カンクンのバスターミナルを下りると、早速ちゃらけた感じである。さすがリゾート。さすが観光地。そんな浮ついた雰囲気を縫うように外に出て、まずはまさみたちの宿へチェックインしに行くことにした。受付の兄さんも、もちろん英語ばっちりである。こういうところに「カンクン、ババーン」という威圧感と言うか、圧倒的な観光地魂を感じてしまう。

せっかくなので海を見に行ってみようと言うことになり、宿の人にオススメの場所を聞いた。ホテル街の、ヒルトンホテルの隣のビーチがいいと言うので早速向かった。しかし、降りる場所を間違えて、どうやら兄さんが言っていたビーチとは違うようである。しかし、海を目の前にすると、ちょっとくらい浸かってみたくなると言うのがこれ人情。滞在時間5分で、宿にとんぼ返り。海に入れる格好で再びくることにした。


帰ったついでに私はもうバックパックごと出掛けることにした。腹ごしらえに、とチャイニーズのテイクアウトをしてビーチへ。テイクアウトのチャイニーズは、安くてうはうはだったけど、味はなんだかやっつけ仕事で残念だった。まぁ、そんなもんか。海の水は、プラヤデルカルメンよりは温かい感じ。最初は冷たくて方まで浸かることが出来なかったけど、慣れてくると、浜に近いところは温泉の如きの暖かさ(のように感じた)。プラヤデルカルメンよりも、塩分が濃いのか、海から上がった後にべたべたするのが気になったけど、やっぱり、海はいいなぁ。

セントロに戻って、スーパーに行って、まさみとあけみちゃんはお土産を探し。もう大晦日だと言うのに店のBGMはジングルベルだし、店の惣菜コーナーは七面鳥の丸焼きだらけである。翌日が新年だとは信じられない光景だ。

そんなこんなしているうちに、あっという間にバスの時間になってしまった。ターミナルで、だらだらとしゃべり、そっちに夢中でにアナウンスが聞こえずに、あわや乗り遅れそうになるのは想定内で、人ごみをかき分けて空港行きのバスに乗ったら、がらがらで拍子抜け。まさみとあけみちゃんに見送られて一足先にカンクンを出た。ほんとう、あっという間の旅だった。

グアダラハラに着くと、普段からお世話になっているAさんが迎えにきてくれていた。

「おかえり」

と言ってもらって、めっちゃうれしかった。やっぱり、誰かに「おかえり」といわれたり迎えてもらうと心がほっこりする。迎えに来てもらっただけでもかなりありがたいのに、ブリトーを食べに連れて行ってもらった。Cali-Mex(カリフォルニア風メキシコ料理)のご飯とかいろいろ入った具沢山のごっついブリトーも好きだけど、メヒコ風のブリトーもこれまた絶品。小麦粉のトルティージャの中に煮込まれた具をくるりと巻いて、その上からレイによってサルサやらリモンなどをかけて食べるのだ。鶏肉とレングア(舌)を頼んだけど、これう、う、う、うまい!!!!!

ブリトーをご馳走になって、メヒコの肥満問題について話しながら送ってもらっていると、どこかから花火が上がった。時計をふと見てみると12時半。日が変わって、と言うか、この日の場合、年が変わってもう30分も経っていた。知らん間に年明け。は、は、は。

それにしても、いい一週間だった。まさみやあけみちゃんに会って、そして行ったことのないところに行って、いろいろなものを見て、食べて。こんな風に一年の終わりを過ごせたとは、なんと贅沢な。そして、旅の終わりにはやはり「ありがとう」という気持ちでいっぱいになる。

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