メヒコは、水道水が飲めない。全土かどうかは知らないが、少なくとも私の住んでいるところや、今まで訪れた都市や街では、飲み水は全てガラフォンと呼ばれる購入したタンクのものを使っている。ガラフォンは、スーパーやコンビにでも買えるけれど、20リットルのボトルを持ち運びするのはかなり大変である。特に私のように車を持たない人にはきつい。もちろんそういう「痒いところに手が届いてほしい」商売は存在するわけで、ガラフォンの配達サービスがある。水の会社が直接行っているところもあるが、私は「エンリケのおっちゃん」という人に配達してもらっている。
「エンリケのおっちゃん」は、私の話やブログにも登場したことがあるので日本に住んでいる友だちも彼の存在を知っていた。そして、この間遊びに来たときに水の残量が少なくなっていくのを見るにつけ「エンリケのおっちゃんに会えるかなぁ」と彼の訪問を楽しみにしていたくらいである。水を持ってきてくれるという珍しい存在と言うだけではなく、エンリケのおっちゃんは私のスペイン語の練習相手の一人でもあり、その話をしていたのもあってみんな会ってみたかったんだと思う。残念ながら、友だちがいる間にはエンリケのおっちゃんが来ることはなく(というか、来てくれていたはずだけどその時間はすべて留守にしていたと思われる。)、とうとう誰も会えずじまいだった。それは「まぁ、残念やったなぁ」ですまされるが、それではすまされへんのが残りの水の量との戦い。生活していくと確実に水は減っていくのに、一向にエンリケのおっちゃんが来てくれる気配が無い。あまりに長いこと留守にしすぎて愛想をつかされたのか……?!?!とあせり始めた頃には、残りの水はボウル1杯分だけ。やべえ!!!!と、エンリケのおっちゃんにメッセージを送って、今日ようやく水を買うことができた。しばらくぶりだったのにいやな顔一つせずに、旅の話や友だちの話を聞いてくれて、おすすめのメヒコ料理までいろいろ教えてくれた。いやぁ、エンリケのおっちゃんは、ある意味私のライフラインである。
あみちゃんとこにドドド~っと訪問者が来てくれた2週間やったけど、今はもうみんな帰ってしまったのかな?
ReplyDelete水は命やからなぁ。日本でも水買う人多いけど、自分は水道水普通にのんでるよ。あみちゃんの話を読むと、やっぱ日本は水環境の整った国なんやなぁとつくづく思う。でも、エンリケのおっちゃんとの交流もあるし、それもええ異文化体験やな◎
会いたかったな、おっちゃん。
ReplyDelete>>Anonymousさん
ReplyDelete名前が書いてへんから誰かわからへんけど……。
友だちはみんなもう帰ってしまったで~。
そうやなぁ。蛇口ひねって口に運べる水が出るっていうのはほんまにありがたいことなんよな。日本にいたらそれが当たり前のように思ってしまってるけどなぁ。
エンリケのおっちゃんは、ほんま気長くあたしの言いたいことをわかってくれようとするから、ほんま助かりますです。
>>EMsさん
残念!!!