July 02, 2010

タコス

帰りがけ、友だちと別れてから、爆音で音楽を聴きながら早足で歩いていると、公園の向こうに見える屋台の光と湯気。そんな神々しいあたたかさにひかれて、一人なのにもかかわらずふらりふらりと足がタコス屋に向かってしまった。

カチェテとビステックを注文すると、顔なじみの兄ちゃんなので、何も言わずにセボジータ(玉ねぎの小さいやつで、タコスの具の肉と一緒に焼かれていて、肉汁がしみてめちゃくちゃうまい)ももりもりつけてくれた。閉店間近だったので、アボガドのソースはなくなってしまっていたけど、サルサロハ(赤いソース)とリモンをたっぷりかけて立ち食いでほおばった。やっぱりタコスはいつ食べてもうまい。さっさと2つ食べてお金を払って帰ろうとしたら、お釣りが無いという。

「あ~、お釣り無いからね、今日は端数だけ払って、後は次来た時に払って」

といわれたので、6ペソだけ払ってきた。別に名前と金額をメモられることもなく、「ほなまた~!!」のノリである。そんなことでいいのか。いいんだな。だってメヒコだからな。

それにしても、タコスを食べた後は妙に足取りが軽くなる。本当に元気が出る食べ物だなぁ、と思う。

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