May 31, 2011

伝統舞踊

最近、文章ばっかりの投稿が続いていたので久しぶりに写真を。しかし、vivicamで取ったから、やっぱりしょぼいな。

今いる街は、Guanajuatoというとても小さな街。学生と観光客で溢れている。というのも、歴史的に鉱山で栄えたため町全体が石畳になっていて美しい。また、芸術でも有名で毎年10月には国際的な芸術の祭典セルバンティーノが開催される。景観が美しい(まぁ、坂道が多くて、観光客向けの通りを一歩中に入れば、野良犬のうんこまみれやったりするんやけど。笑)のもいいのだけれど、私が好きなポイントは2つ。

1つ目は、街の規模がかなり小さいのでどこへ行くにも歩いていけるという点。そのため、バスに乗る必要が無いから、交通費がかからない。逆に言えば、小さすぎるから人によっては、「そんなところに長くいたら飽きるでしょう??することないでしょう??」となってしまうかもしれない。私は、どうせどこにいても、結局カフェにいってダラダラとコーヒーを飲んで時間を過ごすだけなので、この街のサイズはとてもありがたい。ちなみに、1ヶ月が経とうというのに、この町の中心部を出た(バスとかで)のは、1度だけである。

2つ目は、各種イベントが多く開催されていると言う点。映画祭やらシネクラブによる無料映画上映会、劇場で演劇やダンスなどが多く開催されている。また、Callejones(めっちゃ小さい通り)のフィエスタもたくさんあって、よく教会に向かってパレード(太鼓とラッパと踊りと、ビルヘン(聖母))があるのに出くわしたりする。いろいろあっても、街が小さいので足を運びやすく、また、観光客が多いので、彼らにもわかりやすくするためにいつどこで何が開催されているのかと言う情報を入手するのがわかりやすくてとても助かる。

そんなわけで、先週の土曜日にメヒコの伝統の踊りがテアトロ(劇場)であったので足を運んできた。2時間のショウで50ペソ。その週で学校のクラスを終了していったアメリカ人の二人のGuanajuato滞在最終日と言うこともあり、一緒に見に行くことにした。最初の1時間は、ミチョアカンという州の伝統舞踊だった。私的にかなりツボだったのは、じいさんのダンスだ。じいさんのマスカラ(仮面)をつけて踊ると言うものなのだけれど、つえを突いたよぼよぼのじいさんが、突如めちゃくちゃアクティブに踊りだす。スリッパ(と呼ぶのかわからないけど)で地面をリズムよく踏み鳴らして踊りまくる。この静から動に変わる瞬間が、めちゃくちゃおもしろかった。来る!!来る!!!と分かっていても、いざじいさんがアクティブになると、ほら!!!!!!やっぱり!!!!とにやにやしてしまった。

そのほか、ミチョアカンのダンスのセッションでは、女の人がつぼを持ってその上で踊ったり、いろいろあって1時間くらい続いた。驚愕の長さ。その後は、何幕かに分かれてアステカの伝統的な踊りとか、また別の州の踊りとかがあった。おもしろかったのが、La Danza del Tritoという踊り。踊りと言うか、劇のような感じで、牛といろいろな人物が登場する。農場のオーナー(金持ちの象徴)や、酔っ払いや娘や老人や悪魔や死神などである。いろいろなんだかんだあるけど、最終的には死神に全員殺されてしまうと言う内容である。死は等しく全ての人に訪れると言うメッセージなのだろう。最初の何人かはあっさりと死んでしまうのだけれど、途中から登場人物が客席の方に走りこんできたり、会場全体で盛り上がった。一つ納得いかないのが、死神が微妙に肉付きがよかったところだ。骨のプリントがされた全身タイツを着ていたけど、なんっか、ぽっちゃり感が漂っていて、仮にも、死神なんやから、あんた太ってたらあかんやろ、と思ってしまった。盛りだくさんで、楽しかった。

これから、夏に向かってまた観光客が増えることでしょう。さて、どんな催し物が開かれるのやら。

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