May 31, 2011

Lost in translation

先週、映画を3本見た。映画を見たのは久しぶりで楽しかったけど、どの映画でも問題が。

まず1本目、Red Social(Social Network)。facebookがどうやって始まったかという、話題の映画である。現在オスカー候補の映画の上映会が開催されていて、そのうちの1本がこれだった。私もfacebookユーザーなので、見てみたいなぁ、と思っていたのだ。英語音声・スペイン語字幕である。これはかなり難しかった。なぜなら、登場人物がみんな早口なのだ。英語の早口、しかも男の人の登場人物が多いので、聞き取りがさらに難しい。リスニングがその有様なので、頼みの綱は字幕である。しかし、あのスピーキングの量に対しての字幕は、かなり高速で、しかもスペイン語なので、完敗もいいところ。終わった時の感想は、ようワカランかったなぁ……。悲しい。

2本目は、Mi nombre es Khan(My name is Khan)。アスペルガー症候群の主人公カーンの物語である。カーンはインド人で、途中から舞台がアメリカという設定なので、言語はヒンドゥー語、英語、字幕はスペイン語だった。ヒンドゥー語に関しては、音で聞いても全く分からないので、これはあやしいけれど字幕頼み。英語はかなりなまっているけれど、話す速度がSocial Networkよりもゆっくりだったのでまだ分かりやすかった。3時間くらいの映画で、盛りだくさんの内容なので疲れるけど、久しぶりに観ている最中や後にいろいろと考えさせられた映画だった。時間があるときに是非。

3本目は、El hijo de la noviaという映画。音声がスペイン語で、字幕は無しである。見始めて10分間くらい、何語でしゃべられているのか分からなかった。ようやくスペイン語だと気付いたけれど、結局最後まで、なんだかよく聞き取れないまま終わっていった。物語の大枠は分かるけど、詳細が全然わからへんという状態。まじでか、スペイン語のはずやのに?!とかなり撃沈したのだけれど、後で調べてみると、アルゼンチン映画だそうで。そのサイトでもアルゼンチンのスペイン語は全然違う、と書かれていて、また、学校の先生に聞いてもアルゼンチンのスペイン語は他のネイティブスペイン語圏の人たちにとっても聞き取るのが難しいそうだ。なので、ちょっと救われた気持ちになった。

今週も引き続き、映画祭の映画やら無料映画上映会があるはずなので、時間の許す限り(と言うか、基本的に許されまくっている。むしろ行って暇をつぶさなあかんくらい。はは。)足を運んでみようと思う。……それにしても、日本語、忘れないなぁ。しかし、通じないなぁ。日本語でぼそっとつぶやいたときに、「え??」と聞き返されたからボソッと言ったから聞き取れなかったのかと思いきや、はっきり発音しても、全く通じなかった。そらそうか。言語の中で迷子になるのは、もどかしいけど、おもしろい。

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