気がつけば、11月ももう下旬。12月までカウントダウン。は?!?!じゅ、じゅうにがつ?!そんなまさか。2010年があともう少ししかないなんて。今気付いた。ガーン。
と勝手に私がショックをうけようが受けまいが、世間は着々とNavidad(ナビダー)に向けて準備が進んでいる模様である。ナビダーは、英語で言うところのクリスマスである。カトリック大国メヒコでは、ナビダーはかなり盛大に祝われる。日本は、宗教もへったくれもなくとりあえず「いえーい、メリークリスマス~!!」となんとなく楽しい感じのする日であるが、メヒコでは様子が違う。
11月2日の死者の日が終わった辺りから、町ではナビダーグッズが出回り始める。家を飾るための電飾とかである。この間の週末にセントロに行ってみると、いたるところで見かけられたクリスマスツリー。そして、「ナシミエントグッズ」。Nacimientoとは、誕生を意味する単語だが、これはすなわちキリストの誕生を意味する言葉でもある。12月25日は、彼の誕生日で、彼は馬小屋で生まれたとされている。それを、彼の生誕の様子をジオラマで作って再現するジオラマを飾るのが習慣らしい。ベイビーへスース(Jesusはスペイン語読みでは「へスース」)は、リアルで結構こわいが、そんなことをいったらきっと怒られるに違いない。でも、いろんなサイズのへスースが売られていて、ちょうど本物の赤ん坊くらいのへスースを片手でぷらぷら持っている人を見かけたりすると、一瞬ドキッとしてしまうんである。
ナシミエントには、ベイビーへスース以外にも、いろいろな動物がいたり、藁やら石とかも結構精巧に再現されたりする。そのためのグッズがこの時期から街頭に並び始め、人々はこぞって購入していくのだ。それにしても、毎年良くもまぁ、あんなに売れていくものだと感心する。日本でもひな祭りなどにはお雛様を飾ったりするけど、1回買えばそれこそ一生もの。しかし、ここメヒコでのナシミエントグッズは使い捨てなのだろうか……??謎は深まるばかりなので、一度調べてみるとおもしろいかもしれない。
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