November 19, 2009

エコバッグ

私は、いつも買い物をするときにエコバックを持っていく。お母さんに作ってもらったお気に入りのやつである。ところが、メヒコのスーパーでエコバックを持っていくと、少しだけ気まずい思いをする。(私が思っているだけかもしれないけれど。)

メヒコのスーパーでは、買うものをどんどんとベルトに載せていく。そしてレジでピッとやってもらう。その先には「商品入れ係り」がいて、袋に詰めてくれる。そして、支払いを済ませてから彼らにpropina(チップ)を渡す。だから、エコバッグを持って行って、「No necesito bolsa(袋要りません)」というのは彼らの仕事を奪うことになるので、いつも少し「悪いなぁ」と思う。でも、日本人の感覚だと、他人にぼんぼんと袋詰めされるのは余計なお世話とも感じてしまうのも事実だ。買ったものくらい自分で入れます!!と思うのだけれど、いかんせんそんなスペースは設けられていないのである。

ところが、この間から3回程エコバッグを持っていくのを忘れてしまった。家に帰って唖然としてしまった。たった3回の買い物で(しかも一人暮らしの)、「袋何ぼほど使うねん?!」という量なんである。スーパーの袋には、「燃やしても有害な物質は含まれていません」と言うような文句が書いてあるのだけれど(たぶん)、質があまり良くなくて重いものを入れるとすぐにちぎれそうになってしまう。だから、商品入れ係たちはわりに小分けに袋に入れてくれるのだ。いくら有害な物質を使っていないといっても、どうせ家に帰ればそのほとんどがごみになってしまうのはいかがなもんか……、と私は思ってしまう。そして、次回からは、エコバッグを絶対に忘れずに持っていこうと心に誓うのであった。(これは余談だが、以前、ある人がレンジで物をあたためるときも、ふたのついた耐熱容器を使うといっていた。そうすればアルミホイルやラップを使わなくて済むし、ごみだって減る。「おおおお!!!ええこと尽くめやん!!!」と、それ以来保存はタッパー、あたためるのは皿、ラップもアルミホイルも買っていない。困ると思うこともさほどない。)

その一方で、ハンドメイドショップでは手作りエコバッグが売られているのを見かけたこともある。エコの時代は、この国にも訪れようとしているのだなぁ、と思いつつ、今後の様子が気になるばかりだ。

No comments:

Post a Comment