May 17, 2010

15 años

チャプルテペックからセントロに向かって歩いていると、途中に大きな教会がある。個人的には、グアダラハラのセントロにあるカテドラル(教会)よりもすごいなぁ、と言う印象を持っている。割りにこざっぱりしているのだけれど、なんというか、なめらかな建築に「美しさ」を感じるのだ。やはりそこも有名な教会らしく、何とかと言う名前だと友だちに教えてもらったが、忘れてしまった。

一緒にあるいていた友だちはその教会をまだみたことがないと言うので、通り道だしよってみることにした。すると、ちょうど儀式的なものが行われていて、家族や親戚の人も参列している様子だった。はじめ、結婚式かなと思い白いドレスを着た花嫁さんをみながら、えらく若そうだなぁと思った。花婿はどんな人だ、と回りこんで見ようと思ったらそれらしき人は不在。メヒコの結婚式では一緒に入場してくるのか??と思い花嫁の隣をみたけど、誰も付いている様子がない。不思議だなぁと思いながら、パイプオルガンの生演奏を見たり、教会の内部をうろうろしているとやがて牧師さんの説教が始まった。何を言っているのかわからないけど、"~~~15 años"というのが聞き取れた。キンセアニョスとは、15歳を祝うメヒコの伝統で、日本ではこれが二十歳の成人式に当たる。日本のように同じ日にいっせいに祝われるのではなく、個人で(しかも主に女の子が盛大に祝われるらしい)お祝いがあるんだそう。それにちょうど出くわしたと言うわけだ。あんなに厳かな教会で、厳かな儀式で成人を祝われたら、「こりゃあ変な大人になったらあかんなぁ」、と思わざるをえないんじゃないかな、と思った。家族だけではなく、たまたまその時間に境界に居合わせた人たちもその儀式に参加していて、ずいぶん日本の成人式とは違うなと感じた。

その教会の向かい側は、Uniersidad de Guadalajara(グアダラハラ大学)で、あいていたので覗いていってみることにした。アートギャラリーで、ただで開放されていた。久しぶりに美術館に来た。入ってすぐのところは、現代アートで、オブジェクトが3点ほど展示されてあった。メヒコの美術館で思うことは、展示品に驚くほと近寄って見てもいいと言うことだ。作品と作品の間に入って覗き込んだりできて私はとてもうれしい。奥の部屋も、造形美術だった。さらに奥に壁画だか天井絵があると教えてもらったのだが、あいにく開放時間が終わっていたのでみられなかった。これは、また次回。

グアダラハラ大学を過ぎると、もうそこはセントロセントロ。いい散策コースだ。

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