May 17, 2010

チャリンコ

生焼けパンケーキを食したあと、チャプルテペックを少し散策した。カフェやレストランが多くて、またぜひとも来てみなければ!!!をいうお店ばかりである。おばちゃんがひっそりと営む、怪しげな古着屋さんもあったり、やはり、チャプルテペックはおもしろいとにらんでいただけあるエリアである。

ホームステイ友だちは、もう帰る、と言って帰路に着いたので、私ともう一人の友達は、そこから歩いてセントロに向かうことにした。チャプルテペックは、片道3車線で真ん中と両脇に大きな歩道がある大きな通りなのだが、少し路地に入ると、閑静な落ち着いたいい雰囲気のエリアでもある。できるなら、このあたりのおしゃれアパートに住みたい……。歩いていると、学生や若者たちが多いエリアらしく、環境保護の意識が高いエリアだと感じる。その現われだと思うけど、「チャリンコにのろう!!」とアパートの窓にかかれてあるのが目に入ったり、グアダラハラのセントロやプラサ、あるいは私が住んでいるエリアともまた違う独特の雰囲気でなんというか、居心地がいいなと強く感じた。ふらふらと歩きながら、心誘われるまま歩いていると、一軒の店を発見した。

中に入ってみると、ハンドメイドの服や雑貨のお店で、いうまでもなく私はうへへへとよだれが出そうなくらいにうれしくて嬉々として店内をうろついていたのである。さすが素材王国のメヒコである。かばんや服もおもしろい素材でできていて、思わずうなった。個人発行の雑誌と言うか、アートマガジンのようなものもあって、京都にあるガケ書房とかが思い出された。やはり、こういう紙媒体の表現するものを見ると、いいなぁ、と思う。と同時に、表現すること、発信することには膨大なパワーがいると感じる。それを懸念ばかりしていては何も生み出されないのだけれど……。そうだ、うじうじ思うよりもまず、何か作ってみなければ!!!

このお店の前に、貸し出しの自転車コーナーがあった。BKT/bicipúblicaという組織のもので、登録すると借りることができるみたいだ。まだよくサイトを見ていないのだけれど、おもしろそうな組織なのでまた調べてみようと思う。冬の旅の途中、オアハカのバスターミナルでカナダ人とアメリカ人のカップルに出会ったのだけれど、その二人はカナダのバンクーバーから南米の方まで自転車で旅をしていた。その二人が「グアダラハラは自転車にやさしい街だよ」といっていたことと、ようやく繋がってきた。その時は、「グアダラハラと自転車が?!そんな風に感じたことは一度もない!!」と思っていたのだが、チャリンコ天国日曜日の様子を見たり、このチャプルテペックエリアを散策することによって、大きくそのイメージが変わってきた。この次のステップは、自分がそのチャリンコライダーとなって街を風を切って走ってみたい。

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