September 18, 2010

El día de la independencia

夜が明けて16日。この日がメヒコの独立記念日である。セントロで、パレードがあるというので行くことにした。遅刻すると悪いので、というか、遅刻してしまいそうな予感がしていたから、バス停では待ち合わせず、現地集合にした。そうすると、最悪誰かが遅刻しても現地にたどり着いた人はパレードは見逃さない、と言うわけだ。

しかし、バスが待てども待てども来ない。友達も一つ先のバス停で待ちぼうけを食らっているらしい。1時間近く待ってようやく来たので乗り込むと、思っていたほど込み合ってはいなかった。独立記念日は祝日なので、のこのこ出かける人も少ないのか、はたまた、昨晩家でフィエスタをしたから朝からバスに乗るような人はいないのか、と言うことだろう。

パレードは、遅くとも11時には終わってしまうと聞いていたのだが、セントロに着いたのは11時過ぎだけど、余裕で行われていた。今年は、200周年なので気合が入っていると言うことなのか。それにしても、人が多くて様子なんて見えやしない。少しはなれて様子を伺っていると、マーチングパレードなのかと思いきや、警察や消防の人、軍隊などが歩いているだけだった。予想していたのと少し違うかったので、残念に思いながら、人ごみをかき分けてパレードをみることよりも、パレードを見ている人々を見たほうがおもしろいということになった。


▲ゴミ袋に立って、身長をかさ増しする人たち。

▲マイチェアーで参戦組み。

▲少しでも高いところ、そして陰の下で見たい人々。

16 de Sieptembre通りをはさんだ向こう側に、デゴジャード劇場がありその前の広場にたくさん食べ物のティアンギス(屋台)がでると聞いていたので渡りたかったのだが、パレードが終わらないことにはそれも不可能である。パレードが終わるとすぐに、数台の清掃車もそのあとを通った。馬もパレードに参加していたので、彼らの落し物により道路が汚いのである。清掃車が通り過ぎると、すぐに柵が取り除かれ、人がいっせいに道路の向こう側に流れていく。昨日の花火終了後の人の流れといい、今日のこの人の流れといい、メヒコ人は切り替えが早い。私たちもその波にまぎれてティアンギスを目指した。


何を食べるか吟味していると、見かけたことのないメヒコ料理が。"Burro"といって、その意味は「ロバ」である。ロバの絵が書かれたお店の看板も掲げられている。小麦粉のトルティージャの中に、バルバコア(肉の煮込んだもの)やジャガイモの煮込んだものやフリホーレス(豆)を入れて巻くと言う料理らしい。Burritoに似ているなぁ、と思いながら食べたけど、めちゃくちゃおいしかった。特に、バルバコアのところがめちゃくちゃおいしかった。皮が小麦粉のトルティージャだったので、あっさりとそしてもちもちしていて、煮込まれた具からでるスープと絡んでおいしかった。後で合流した友達に聞くと、Burritoの~itoは、小さいものにつける愛称(例えば、poco(少し)にitoとつけるとpoquitoになって、めっちゃちょっと、と言う意味になる。)で、Burritoは「Burroの小さいもの」と言うことらしい。し、知らんかった!!!しかし、なんで「ロバ」と言う名前の食べ物なんだろう?!と不思議に思ったので、wikipediaで調べてみると(信憑性は知りませんが)、「理由は細く巻いたトルティーヤがロバの耳に似ているからとも、ロバがよく背中に積んでいた毛布や荷物に似ているからとも」と言うことらしい。なるほど。言われてみればそう見えなくもないメヒコのBurroの形。アメリカのBurritoはお米とかも入れたり具沢山でもっと太っていて、最後はアルミホイルで包んでしまうから、あんまり「ロバの耳」っぽくないかもしれない。食べ物も、ところ変わればオリジナルから変化しているんだな、と言うのをこういう些細な疑問をきっかけに気付かされる。

食べ物のティアンギスもたくさんでていたけど、オスピシオカバーニャスの近くのプラサではチアパスの民芸品やウイチョール族の民芸品、手作りアクセサリーなど、雑貨系のティアンギスがたくさん出ていてこちらもめちゃくちゃ堪能した。


最近涼しいと思っていたけど、昼間に外をうろうろすることはあまりないので、昼間の太陽の強さには参ってしまった。子どもたちは噴水で水浴びをしていたけど、まさか大の大人がそんなことをするわけにもいかず……。というか、あの水の中に入って大丈夫なのか、子どもたちよ?!メヒコニーニョスは強い……。だから私は、頻繁にアグアを買って飲んだり、アイスクリームを食べてみたりと水分補給をしてしのいだ。太陽の暑さに体力を全部持っていかれたような。でも、メヒコの独立記念日を大満喫できた一日だった。

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