October 07, 2010

Agua

Aguaとは、水のことである。メヒコでは、ただの水のことをさすときと、味付き水のことをさすときがある。メヒコに来るまでは、後者のことはもちろん知らなかったのだけれど、今ではこの味付き水のアグアは、私にとってなくてはならないものになっている。アグアは、私は自分では作れないので(粉末が売っているけど、家で作り置きしたいと思うほどの味ではない)、大体外で買うことになる。

街歩きをしていて、ちょっとのどが渇いたときに買って飲むアグアは最高においしい。昨日は、郵便局に行ったので、ちょうどおいしいアグア屋さん(アグアしか売っていない専門店もある)が近くにあるので、寄って帰ることにした。

そこのアグア屋さんは、サイズが一つしかない。大体Chico(小)、Mediano(中)、Grande(大)位から選べるのだけれど、ここはGrandeのみ。ちなみに、Grandeは1リットルである。そんなあほな、と思われるかもしれないけれど、暑い日にはこれくらいあっさりと飲めてしまう。

アグアはいろいろな味があるけれど、代表的なものは、Jamaica(ハマイカ)、Horchata(オールチャータ)、Limon(リモン)などがある。ハマイカは、ハイビスカスのことだと思う。オールチャータは米のとぎ汁をカネラ(シナモン)と一緒に煮たもの、そしてリモンはライムである。ほかにも店によっていろいろな味があるが、屋台などでよく見かけるものはこの3つが多い。店によって、果汁や砂糖の配合分量が違うので同じ味でも微妙に味が違ってくる。私は、リモンが好きなのだが、このアグア屋さんのリモンは、Limon con chiaといって、チアシード(種)が一緒に入っている。粒粒とした舌触りが癖になる。

しかしこのアグア、中のサイズで約500ミリリットルである。それをカップに入れてもらってあっという間に飲んでしまう。日本のペットボトルのサイズも500ミリリットル。それをキャップを開け閉めちびちびと飲んでいたけれど、今ならあっという間に飲み干せてしまうのだろうか。……恐ろしい。

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