October 26, 2010

得なんだか損なんだか

セントロに、20ペソで日本のDVDを買えるところがあることを友だちに教えると、ジブリの映画を買いたいということになり、一緒に行くことになった。アジア顔は目立つので、何度か足を運ぶと顔を覚えられやすい。例によって、そのDVD屋のおっちゃんにも「おまえ、この間も来たな!!」と顔を覚えられていた。顔を覚えられると、こういう雑多なところではなんだか得をすることが多い。つまり、なんか知らんが安くしてもらえるのである。

友だちが、ジブリの作品を選びまくっていて、私はぼんやりと何気なく「らんま1/2」をなつかしいなぁ、と思いながら手に取った。ボックスセットをコピーしたのか、他のものよりもずっしりと重みがある。

「おまえ、らんま、買えよ~。100ペソにしといてやるから!!」

と勝手に値切ってきて、

「あたしは、それよりもナウシカがほしいんですけど。ないですか?」

と質問すると、

「あ~、ナウシカ今ねぇけど、これあげっから」

と、タイトルの書いていないDVDをくれた。てっきりタイトルがまだ未記入のナウシカをくれたのだとばかり思い、そして、ただでもらいにげもなぁ、と思ったので、その「らんま1/2」も買ってみることにした。決め手となったのは、何語で見られるのか尋ねたところ、

「これはな、スペイン語と日本語で見られるぜ!!」

と自信満々で言われたのだ。なんか知らんが、じゃりん子チエのDVDをもっていると、

「ああ、それ新しく入ったばっかりの、映画じゃなくてエピソードがいっぱい入ったやつだ!やる!!!」

となぜかこれもくれたので、ヒヒ、もうけたもうけた、と思い機器として家に帰ってDVDプレイヤーに入れてみた。

するとまず、「ナウシカ」だと思い込んだDVDはなんか、変な日本のマニアックそうなアニメが出てきた。おそらく店のおっさんの趣味だと思われる。う~ん、せっかくもらったけど今後見ることがあるのかどうかは謎。

つづいて、「シリーズ物だ」と豪語されたじゃりん子チエを入れてみると、思いっきりこの間買ったものと同じだった。……騙された。

そして、らんまを入れると、1ディスクになんと33話収録と言うありえなさ。それが8ディスクもあるんである。どうなっているのだ……。しかし、スペイン語・日本語に切り替えられるというのはどうやら嘘で、いくらボタンを押してもスペイン語でしかしゃべらない。しかし、不備なのかたまに日本語でしゃべるシーンもあるから、わけがわからない。おまけに、たまにでる字幕はなぜか英語なんである。あほかーーー!!と思っても、8ディスクで100ペソで買った代物で、しかもただで他にも3枚ほどDVDをもらった身としては、まぁ、みれるし、スペイン語だけのほうが逆にスペイン語の勉強にもなるしな、と妙になるほど納得で「騙された感」は驚くほどにないのである。まぁ、この値段とこのクオリティ、見合っていますな、と言うわけ。

しかし、じゃりん子チエだけは、同じDVDが2枚あっても仕方がないので、返品しようと思う。おそらくお金は返ってこないと思うので、何か他のDVDと交換になるだろう。その場合、う~ん、何にしよう。迷うなぁ。

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