September 06, 2009

パーティモンスター

近所に、パーティモンスターの住む家がある。少し前まで、おそらく家族で住んでいたと思われる家があり、家族が引っ越して行ったあと「入居者募集」の幕がかかっていたのも束の間、新しい人たちが入居した。彼らこそがパーティー怪獣で、2週間に1度か、毎週末の頻度でパーティが繰り広げられるようになった。

大体夜中12時を過ぎたあたりから、爆音で音楽を流し始め、奇声や叫び声が聞こえてきて、2時~3時くらいには収まる、と言うのが定番だったけど、昨日のパーティはすさまじかった。10時半くらいから何かしらは始まっている様子。いつもよりもにぎやかで人数も多い様子で、そのパーティはなんと明け方の5時か6時くらいまで続いたのだった。

爆音ミュージックは、ダンスミュージック風にアレンジされた曲が延々と続き、謎のコール、雄たけび、黄色い声、なんでもあり。普段なら、「うるさいなぁ」くらいでいられたのかもしれないが、強烈な下痢に襲われていた私は、聞きたくもないダンスミュージックとパーティの奇声にうんざりしながら、しかも腹まで痛いと言う最悪の状況。結局パーティが終わる明け方まで眠りにつくことができなかった最悪の一夜だった。

それにしても、騒音にこの国は寛容な気がしてならない。この手のパーティは若者パーティだけど、家族でのパーティでマリアッチの演奏を呼んで、近所中にマリアッチの楽器と声が響き渡っていることもあれば、空気を入れて遊ぶビニールの遊具が駐車場に設置されていると思いきやそれで子どもが夜遅くまできゃっきゃと遊んでいることもある。昼間は昼間で、けたたましいクラクションの音がそこらじゅうで鳴り響き、謎の鐘の音がなったかと思うとアイスクリームを売り歩いている人がいたりする。そんな音にあふれた中、誰ひとり音にびっくりすることも怒ることもなく暮らす人々が、ここにいる。

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