August 04, 2010

Los Mochis - Cabo San Lucas



ロスモチスの暑さはこたえた。グアダラハラは、太陽こそ強いものの高原の気候なので湿度が低くわりと快適に過ごせるし、クリールに至っては山の中なので涼しく過ごせていた。ところがこのロスモチスと言う街は、海沿いの町なので湿度があって、それに加えて灼熱の太陽である。日本の夏を思わず思い出してしまった。アイスでも食べないとやってられないので、アイスを食べてなんとか昼間を乗り切った。

ホテルを出るときに旅をともにしていたチャーリーとガブリエルともお別れ。チャーリーは南下、ガブリエルは北上である。それぞれの旅が続くのだ。

フェリーの出航時間は晩の11時である。しかし8時か9時くらいから乗船が可能である。船には、個室もあり快適に過ごせるようになっているようだが、もちろん経済的にいくには一番下のクラスのチケットを買うことになる。すなわち、イス席である。さっそくイス席に向かい様子を見てみたが、ひじ置きを上に上げれば長いすのようになるので席に余裕があれば寝転ぶことも可能で、快適に過ごせそうだった。船内にはレストランもあり、1プレート分乗船料に含まれている。船の上ですることもないので、乗船したらすぐにみんな食事に向かっていた。私たちもバーで一杯ビールを飲んでからディナーにした。その後はすることもないので、就寝。疲れていたのか、ただたんにどこででも寝られる性分なのか、イスに寝転んですぐに寝た。

夜中に目を覚ますと、相変わらず爆音でテレビが流れている。知らないうちに私の足元に誰か一人寝ていてびっくりした。トイレに立つと、イスのみならずその辺の床にそれこそ死体のように、いたるところに人々が寝ていた。写真に収めて置けばよかったけど、快適なイスのベッドを取られては困ると思い、足早に自分の「ベッド」に戻った。

もう一度起きると、もう対岸のBaja CaliforniaはPichilingue(ピチリンゲ)に到着するところだった。船を下りると、ここでもう一つの別れ。アナはLa Paz(ラパス)に向かうことになっていたのだ。私たちは、さらに南の端のCabo San Lucas(カボサンルーカス)に下ることにしていた。カボサンルーカス行きのバスに乗ると、またすぐに睡魔が襲ってきた。

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